小児科ブログ「かぶログ」〜はじめる!来シーズンに向けた花粉症治療(シダキュア)〜
2026.04.07来シーズンに向けた花粉症治療
スギ舌下免疫療法(シダキュア)について
今年もくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状に悩まされる方は多くいらっしゃいました。これは、免疫がスギ花粉を異物(アレルゲン)として認識し、過剰に反応することで起こるアレルギー反応です。

花粉症の治療というと、抗アレルギー薬などで症状を抑える方法が一般的ですが、体質そのものを改善する治療として「舌下免疫療法」があります。
当院では、スギ花粉症に対する舌下免疫療法としてシダキュアによる治療を行っています。
シダキュアはスギ花粉エキスを含む舌下錠で、1日1回舌の下で溶かして服用します。少量のアレルゲンを継続的に体内に取り入れることで、体がスギ花粉に過剰反応しにくくなるよう免疫の働きを調整していく治療です。
治療は通常3〜5年間継続する必要がありますが、症状の軽減や薬の使用量の減少が期待されます。十分な期間治療を行った場合、治療終了後も数年間効果が持続する可能性があるとされています。
なお、舌下免疫療法は花粉の飛散時期には開始できません。そのため、花粉シーズンが終わる6月頃から治療開始となります。
治療を開始するためには、血液検査などでスギ花粉アレルギーを確認する必要があります。また、5歳以上であること、喘息のコントロールが良好であることなど、いくつかの条件があります。
花粉症で毎年つらい思いをされている方は、来シーズンに向けた治療として舌下免疫療法を検討してみてはいかがでしょうか。

ご希望の方は、外来でお気軽にご相談ください。
ひでまるファミリークリニック
小児科 部長 鏑木陽一郎
