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かぜと耳鼻科的疾患の関係:小児科でできること

2026.05.29  

お子さんが風邪をひくと、「鼻水が長引くな」「夜に咳が出て眠れていないみたい」と心配になりますよね。

小児科で「風邪」と呼ばれるものの多くは、鼻からのどにかけての炎症(上気道炎)です。

たいていは時間とともに良くなっていきますが、ときどき気管支炎や肺炎、あるいは副鼻腔炎・中耳炎といった合併症につながることがあります。


なかでもお子さんに多いのが中耳炎です。

風邪で鼻の奥に炎症が起きると、耳と鼻をつなぐ管(耳管)を通って炎症が耳に広がり、中耳炎になることがあります。

小さなお子さんは「耳が痛い」と言葉にできないことも多いので、

耳をしきりに触る

引っ張る

なんとなく機嫌が悪い

といった様子が一つのサインです。


風邪の途中でこうした様子に気づいたら、診察のときにぜひ教えてください。


ここで保護者の方によく聞かれるのが「中耳炎って耳鼻科じゃないと診断できない
のですか?」というご質問です。
実はそんなことはありません。軽い中耳炎は自然に治っていくことも多く、2歳以上で片方だけ、といった場合には、抗生物質を使わず
に様子を見ることもあります。

小児科でも鼓膜の状態をきちんと確認し、お子さん全体の元気さと合わせて判断できますので、安心してご相談ください。


鼻水の吸引も小児科でできることのひとつです。
鼻の奥をきれいにしておくことは、中耳炎の予防や繰り返しを防ぐことにもつながります。

「鼻がつまって苦しそう」というときは、いつでもお声がけくださいね。


中耳炎で普段より具合が良くない場合も、お子さんの全身の状態を診られる小児科が安心です。

呼吸が速い・苦しそう、ぐったりして水分がとれない、高い熱が数日続く、といったときは早めに小児科を受診してください。

一方、抗生物質での改善が乏しく、鼓膜切開やチューブ挿入のような、耳鼻科でのみ行える治療が必要と判断した際は、ご紹介いたします。
お気軽にご相談ください。



最後にひとつ。半年で3回以上、または1年で4回以上中耳炎を繰り返すお子さんは、まれに体質的な免疫の問題が隠れていることがあります。


気になる方はお気軽にご相談ください。

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